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クウォーツショック
1969年、セイコーは世界初のクォーツ腕時計(水晶発振式腕時計)「アストロン」を発売するのですが、当時の定価は45万円と、大衆車よりも高価であったのは驚きです。
当時の物価を考えると、とてつもなく高級腕時計だったのですね。
水晶は電圧をかけると一定サイクルで振動し、水晶発振器の信号を15回分周して1秒間に1回の信号に変換し、この信号をステッピングモーターに与えることで、1秒ごとに秒針を回しているというしくみです。
この原理自体は第二次世界大戦以前に着想され、大型置時計は天文台等で使用するために古くから存在していましたが、腕時計に使えるサイズに超小型化したのはセイコー技術陣の努力によるものであったのは間違いありません。
圧倒的に誤差が少ないことからクォーツ腕時計は1970年代に市場を席巻し、その結果スイスなどの高級機械式腕時計ブランドは壊滅的な打撃を受け、20世紀半ばまで全盛を誇ったアメリカの時計メーカーはほぼ全滅したことを「クォーツショック」と言いいます。
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